友達・知り合いのからの受注をやめる
こんにちは!
アラサーデザイナー、とこです。
私は、主にイラストとデザイン制作を仕事にしています。
何かを作る仕事をしている人あるあるだと思うのですが、
「デザインの仕事してるんだよね?こういうの作って欲しいんだけど頼める?」
と言われる事がたまーにあります。
(何かを売る人も「安く売ってよ〜」という事ありそうですね。)
20代の頃多かったのが、友達の結婚式の席次表やウェルカムボード。
これは喜んで作ります!お祝いの気持ちを形として届けられるのは嬉しいです。
お礼を渡したいと言ってくれる人もいますが、「結婚祝いの代わりにしたい」と言って何も貰わずに済まします。
もちろん、友達に限りです。祝う気持ちがないと作れないので、友達でない人の依頼は断ります。
次に多いのが
「自分(または友達)がお店を開くから、ロゴやチラシを作って欲しい」
という依頼です。
これは、昔は受けていました。
元々「何かを発信する人のお手伝いをしたい」と思ってこの仕事を初めているので、私が出来る事で喜んでもらえるのは嬉しいです。
なのですが、『完璧仕事』での受注よりも、上手くいかない事が多い。
その理由は
甘えが出るから
です。
これは、「相手が甘えてくる」のではなく、「私が相手に甘えてしまう」甘えです。
大きく3つの甘えがありまして、
①料金の甘え
私は企業相手の仕事が多く、その価格は個人には高い。
その為、せっかく頼んでくれたから...と「知り合い価格」にしてしまい(また、相手もそのつもりの場合が多い)、動きに見合わない料金になってしまう。
相手は「お金を払っている」という意識で、こちらは「安くやっている」という意識。
このギャップに疲弊する。
②スケジュールの甘え
「知り合い価格」で受注する場合、「仕事の合間にやってくれればいいよ」「OK!」なんていうやり取りをしてしまい、結局延び延びになってしまう事が多い。
または、「いつまで」と決まっていない場合だと、「ここをこうしたい」「こんな感じも見てみたい」と修正・作り直しを延々行ったことも。(ロゴが完成する前に、お店を閉めてしまった事もありました)
③クオリティの甘え
当然ですが、普段チラシやパンフレットを発注しない人は「原稿はライター、写真はカメラマン、デザインはディレクター」と担当がある事を知りません。
デザイナーが、原稿も写真も用意出来ると思っている人が多いです。(全て出来る人もいますが、私は出来ない)
「いや、私デザインしか出来ないんだよね」と言っても、彼らにカメラマンやライターの知り合いがいる訳でもなく。
「出来る限りのところでやってみるね!」と写真や原稿に手を出し、頼んでくれた人は満足してくれていても、自分では「この仕上がり本当に大丈夫なのか...」という結果になった事もあります。
頑張ってはみたんですけど、プロに敵うわけないんですよね。
頼んでくれた人が満足しても、本来は、結果に繋がらないといけないんですよね。
そこまでの物が私に作れるか? いや、作れない。
じゃあプロに頼むか? いや、そんな予算はない。
じゃあやれるところまでやってみよう! そしてこの結果。
というモヤモヤ......
繰り返しますが、これは相手の甘えではなく、私の甘えです。
相手に甘えられる事もありますが、それを自分で了承した場合、甘え続けられても任務を遂行しなければならいのです。
それが出来なくて、結局イマイチな仕上がりになったり、仕上がらなかったり...という事が何度かありました。
とても申し訳なかったと思います...
本当に、本当に申し訳ない......
ひとえに、自分の未熟さによるものです。
なので、友達・知り合いのからの受注をやめる事にしました。
やり切れない事は、引き受けてはいけない。
絶対に、二度と受注しない。
自分の戒めの為に書きました...
あと、こうやって私はウジウジしているんですけど、依頼に対して「ごめんね〜今忙しいから無理だなぁ!」と断っても、相手はそんなに気にしないと思うんですよね。
私が出来なければ、他の人を探すだろうし。
その方が、相手も私もハッピー!
出来ないことはしない!
いつか、私がスキル的にも精神的にもレベルアップして、そのような依頼も軽やかに受けられる日がきたら...いいなぁ。
日々精進!