アラサーデザイナーとこ 細く長く生きる

仕事、旅行、資産運用、妊活... 色んな備忘録。

会社員を辞めて、フリーランスになり、『半』会社員になりました④

こんにちは!

アラサーデザイナー、とこです。

 

 

 

 

 

上手くいっていたフリーランス生活ですが、

「このままじゃ食っていけなくなる...」

と気付き、周りの人たちに相談してみました。

 

 

この業界独立されている方が多く、私の周りにも「独立一人制作マン」が結構いました。

 

「パートみたいな感じでウチにおいでよ!」

「一緒に場所借りてやろうよ!」

「知り合いの会社が社員募集してるよ!」

と言ってくれる人がいたのですが、ちょっと違う...

もっと自由、かつ守ってもらえる場所はないものか...

 

と我儘に考えている時、キレて辞めた代理店から独立した営業マンに

「じゃあウチ来る?」

と声を掛けてもらいました。

 

 

 

 

もともと、代理店時代も仲良くやっていて、フリーになってからも度々お仕事を貰っていた営業さん。

私と同じ位の時期に退職し、株式会社を作っていました。

 

 

彼の思惑

●今後人を増やしていきたい。でも全く知らない人を雇うのは不安。

●人数が少ない内は、ある程度自分で稼げる人材が欲しい。

とのこと。

 

私の思惑として、

●今までみたいに『定額使い放題』は嫌だ。数字を可視化して欲しい。

●上記のことから、時間で雇われたくない。旅行にも行きたいし労働時間は自分で管理する。

●会社が一生面倒見てくれると考えていないので、会社外の仕事もしたい。

●産休育休が欲しい為就職しようとしている。入社したら雇用保険との兼ね合いの最短で出産を考えているけどいいか。

と伝えたところ、

 

「いいよ!僕は制作者が長く働ける会社を作りたいと思っている。君に合う働き方をすればいい。

 会社にノルマのお金を入れさえすれば、どこにいてどんな仕事をしていてもいい。

 産休育休も取ればいい。育休手当は国から出るから会社に負担はない」

 

とのことで、「需要と供給の一致!」と、入社を決めました。

 

 

 

 

入社を決めた理由として「自由に出来る」というところと、

彼が「営業出身でお金の管理・見通しを立てることに長けている社長」というところが大きかったです。

 

これまで勤めた制作会社の社長が、全員制作畑出身だったのですが、皆さんお金に疎かった。

完全に偏見ですが、「飛び抜けた制作者」が「良き経営者」にスライドするのは中々難しいのでは、と思っています。

 

 

制作会社あるあるで、「めっちゃ出来るデザイナー」が独立し

●忙しくなり人を雇いたい

●売上が上がり法人化するメリットが出てきた

●大きい企業のクライアントと仕事する為に会社にする必要がある

●第一線で制作するのが厳しくなってきた。若い人を育てて経営側にまわろう

ということで小さな制作会社を経営しているのを、よく見かけます。

 

この場合、「必要に迫られて経営者になっている」事が多い。

「こんな会社を作りたい!」と思いを持ち経営者になる人は、少ないと感じます。

 

あと、デキる制作者って、良くも悪くもちょっと変わったところがある。

変わってる部分が、制作の時は上手く作用しても、経営者になった時には...(完全に完璧に偏見です)

 

 

声を掛けてくれた営業さんには、「この人なら安定した会社を作ってくれそうだ。営業力もあるし、食いっぱぐれなさそう」という安心感があり、入社を決めました。

 

 

 

 

 

【現在】会社員 兼 個人事業主

思い...無理なく、細く長く一生働きたい

結果...今のところ上手くいってる

 

当初の「ノルマさえ達成すればどこにいて何をしててもOK!」との約束通り、普段は自宅勤務です。打ち合わせがあったり、気が向いた日には出勤します。

また、社外から私が直接受ける仕事がほとんどなので、自分でスケジュールを管理して、旅行にも行っています。(スペイン10日、台湾3日)

会社を通したくない・通す必要がない案件は、個人で受注・請求しています。

 

ちなみにノルマは、「給料の00%」という感じです。

代理店時代の3分の1程。給料はアップ。

楽になりました...

 

 

 

 

 

こんな感じで、『半』会社員という、理想に近い働き方を手に入れました。

ただ、過去2回勤め先が解散した経験から、「明日この会社がなくなっても困らない働き方!」を胸に持っています。(社長にも伝えています)

 

すぐに子どもが出来なかったことだけが想定外ですね...

授かりものなので、治療しながら気長に待ちます。

 

 

働き方について「もっとこうしたい」と思うところはありますが、先を考えながら、焦らず行動していこうと思います!