アラサーデザイナーとこ 細く長く生きる

仕事、旅行、資産運用、妊活... 色んな備忘録。

友達・知り合いのからの受注をやめる

こんにちは!

アラサーデザイナー、とこです。

 

 

 

 

 

私は、主にイラストとデザイン制作を仕事にしています。

 

何かを作る仕事をしている人あるあるだと思うのですが、

「デザインの仕事してるんだよね?こういうの作って欲しいんだけど頼める?」

と言われる事がたまーにあります。

(何かを売る人も「安く売ってよ〜」という事ありそうですね。)

 

20代の頃多かったのが、友達の結婚式の席次表やウェルカムボード。

 

これは喜んで作ります!お祝いの気持ちを形として届けられるのは嬉しいです。

お礼を渡したいと言ってくれる人もいますが、「結婚祝いの代わりにしたい」と言って何も貰わずに済まします。

もちろん、友達に限りです。祝う気持ちがないと作れないので、友達でない人の依頼は断ります。

 

 

 

次に多いのが

「自分(または友達)がお店を開くから、ロゴやチラシを作って欲しい」

という依頼です。

 

これは、昔は受けていました。

元々「何かを発信する人のお手伝いをしたい」と思ってこの仕事を初めているので、私が出来る事で喜んでもらえるのは嬉しいです。

 

なのですが、『完璧仕事』での受注よりも、上手くいかない事が多い。

 

その理由は

甘えが出るから

です。

 

これは、「相手が甘えてくる」のではなく、「私が相手に甘えてしまう」甘えです。

 

 

 

 

大きく3つの甘えがありまして、

 

①料金の甘え

私は企業相手の仕事が多く、その価格は個人には高い。

その為、せっかく頼んでくれたから...と「知り合い価格」にしてしまい(また、相手もそのつもりの場合が多い)、動きに見合わない料金になってしまう。

 

相手は「お金を払っている」という意識で、こちらは「安くやっている」という意識。

このギャップに疲弊する。

 

 

 

②スケジュールの甘え

「知り合い価格」で受注する場合、「仕事の合間にやってくれればいいよ」「OK!」なんていうやり取りをしてしまい、結局延び延びになってしまう事が多い。

 

または、「いつまで」と決まっていない場合だと、「ここをこうしたい」「こんな感じも見てみたい」と修正・作り直しを延々行ったことも。(ロゴが完成する前に、お店を閉めてしまった事もありました)

 

 

 

③クオリティの甘え

当然ですが、普段チラシやパンフレットを発注しない人は「原稿はライター、写真はカメラマン、デザインはディレクター」と担当がある事を知りません。

デザイナーが、原稿も写真も用意出来ると思っている人が多いです。(全て出来る人もいますが、私は出来ない)

 

「いや、私デザインしか出来ないんだよね」と言っても、彼らにカメラマンやライターの知り合いがいる訳でもなく。

「出来る限りのところでやってみるね!」と写真や原稿に手を出し、頼んでくれた人は満足してくれていても、自分では「この仕上がり本当に大丈夫なのか...」という結果になった事もあります。

 

頑張ってはみたんですけど、プロに敵うわけないんですよね。

頼んでくれた人が満足しても、本来は、結果に繋がらないといけないんですよね。

 

そこまでの物が私に作れるか? いや、作れない。

じゃあプロに頼むか? いや、そんな予算はない。

じゃあやれるところまでやってみよう! そしてこの結果。

というモヤモヤ......

 

 

 

 

 

繰り返しますが、これは相手の甘えではなく、私の甘えです。

相手に甘えられる事もありますが、それを自分で了承した場合、甘え続けられても任務を遂行しなければならいのです。

それが出来なくて、結局イマイチな仕上がりになったり、仕上がらなかったり...という事が何度かありました。

とても申し訳なかったと思います...

 

本当に、本当に申し訳ない......

 

 

 

ひとえに、自分の未熟さによるものです。

なので、友達・知り合いのからの受注をやめる事にしました。

やり切れない事は、引き受けてはいけない。

絶対に、二度と受注しない。

 

自分の戒めの為に書きました...

 

 

 

あと、こうやって私はウジウジしているんですけど、依頼に対して「ごめんね〜今忙しいから無理だなぁ!」と断っても、相手はそんなに気にしないと思うんですよね。

私が出来なければ、他の人を探すだろうし。

 

その方が、相手も私もハッピー!

出来ないことはしない!

 

 

 

いつか、私がスキル的にも精神的にもレベルアップして、そのような依頼も軽やかに受けられる日がきたら...いいなぁ。

日々精進!

 

 

 

 

 

ボーナスというもの【現在編】

こんにちは!

アラサーデザイナー、とこです。

 

 

 

 

 

前回、前々回と、ボーナスについての思い出を書きました。

自分で書いといてなんですが、暗くてむなくそわるい話ですね。

文字を打ちながらイライラしました。

 

でも、あの頃があったから今がある!

そういう意味では感謝しています。

社長や上司、二度と会いたくないけど。

 

 

 

 

 

さて、今回はボーナス【現在編】です。

この話は、暗くも悲しくもありません。

 

 

現在勤めている会社は、小さいけれど、今までの勤め先と比べたら至極まっとうな会社です。

ボーナスについては、夏・秋2回のタイミングがあります。

 

これ、会社にお勤めの方は普通のことかもしれませんが、私にはめちゃめちゃ新鮮で嬉しかったです!

ネットやや友達との間で交わされる「今回のボーナスは〜」「ボーナスで何買おう〜」という話題についていける嬉しさ...!

やっと社会人になれた気がしました。

 

 

 

早速ですが、今回の冬のボーナスは

 

 

 

月給1ヶ月分でした!

やったー嬉しい!

 

いやぁ、ボーナスっていいですね。

テンション上がりますね!

 

 

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ちなみに、夏は3ヶ月分でした。

1年にすると、月給4ヶ月分のボーナスを支給された事になります。

 

ボーナス(賞与)というものは、会社の業績または労働者の勤務成績に応じて支給されるものですね。

現在勤める会社は、個人ノルマを上回った分が還元されます。

私のボーナス額が夏と冬で大きく違うのも、その通りです。

 

夏のボーナスの出どころ、冬の時期、めちゃめちゃ仕事してました。

そして、今回の冬のボーナスを稼がなきゃいけない時期、実はあまり仕事してませんでした。

というか、今年の6〜12月時期、ノルマ達成していないのです。

 

仕事せずに何してたかというと、WEBデザインのオンライン講座を受けてました。

 

 

 

私、紙物デザインを主に制作しているのですが、紙媒体って減っていますよね。

10年以上も前からのことですが、どんどんWEB需要が増えている。そして動画。

 

それでもなるべくWEBを避けてきたのですが

「ずっと紙で食べていけるほどの巨匠にはなれない...」

とやっと気づきまして。

いや、分かってはいたのですけど。危機感を持ったというか...

 

そして社内でもWEB案件が増えていて、社長も「社員がWEBもやれたらいいなぁ」と思っていたようで、会社の福利厚生としてWEBデザインの講座を受けることになったのです。

ありがたや〜!!

 

そんなこんなで夏の終わりから秋口頃まで、2ヶ月くらいでしょうか、WEBの勉強をしていました。

(この時の内容は、また別に書こうと思います)

 

その為に仕事を減らしていたので、ノルマ達成できなかったんですね。

 

 

 

なのですが、社長が

「勉強してもらったスキルは、会社の為に役立つ事。

 例えば新入社員が入ってきて、教育に時間を使って仕事量が減ったとしても『仕事してないじゃないか!』て事にはならないでしょ。会社の為に使って貰った時間なので、それは評価したい。

 あと、社員にボーナス出せないって俺が嫌だから」

と、ボーナス支給してもらえることになったのです!

ありがたや〜〜!!

 

これまでの社長との差よ...!!

比べるのも失礼か。

 

 

 

WEBスクールの受講費を出してもらい、勤務中に勉強し、その上その時間を売上と同じ評価にしてもらい、ボーナスを支給...!!

めちゃ素敵社長では...?

 

基礎は習ったものの、まだまだ未熟なWEBデザインスキル。

このスキルを磨いていけば、自分の為にもなるし、会社の為にもなる。

みんな嬉しい!

 

WEBデザイン、やるぞ〜〜!!!

ボーナスというもの【思い出編②】

こんにちは!

アラサーデザイナー、とこです。

 

 

 

 

 

前回に続き、私のボーナス思い出話をしたいと思います!

 

楽しい思い出ではないですし、為になる話でもないのですが...

ブラック制作会社がどんなものかを知りたい方はどうぞ!

 

 

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【20代後半】

最後の最後まで。

 

ブラック会社に限界を感じ、社長に退職したい旨を伝えました。

その頃、確か3月。

5月いっぱいで辞めたいと言いました。

 

案の定引き止められましたが(こんな会社で働く人いないから)、

私の決意が固いことが分かったようで、諦めた社長。

 

「そうか...わかった。

 でも、8月まで居てくれないか?そうすれば、夏のボーナスが出せるから。

 俺も、独立する前の会社を辞める時、上司にそうしてもらったんだ」

 

(8月か...。3ヶ月辞めるのを延ばしたら、ボーナスが貰えるのか。悪くないな...)

と思い、了承しました。

 

 

 

はい、学んでないですねー

4年半も居てたくさん痛い目に合ったのに、びっくりしますね。

 

 

 

案の定、ボーナスは振り込まれませんでした。

「退職を伝えたとき、8月まで居てくれたらボーナスくれるって言いましたよね...」

と申し出てみたら

「ボーナスっていうのは、これから一緒にやっていく奴に『これからもよろしく』の意味を込めて渡すもの。辞める奴にボーナスなんて出せない」

と言われました。

 

 

ポカーーーーン...

 

 

え?じゃあ最初からボーナス出す気なんてなかったって事?

コキ使える時間を引き延ばしただけってこと?

ああ、私またまんまと騙されたんだ...

 

しかも、「これからもよろしくの気持ち」って、4年半在籍して、2回しかボーナス貰ってないんですけど...

 

「お金が貰えない」というのも悲しかったですが、

「4年半勤めてこれかぁーーー...」

というガックリ感がすごかったです。

最後の最後まで裏切られたなぁと。

 

この時は、泣きませんでした。

怒り狂ってテーブルバンバン叩いて抗議しました。

もちろん、受け入れて貰えませんでしたけど。

 

 

当時結婚していたので

「こんな事言われた!」と夫に話すと

「そうなると思ってたよ」と言われました。

そっかぁ......

 

 

 

ちなみに退職後に「この案件をやったらボーナスを出してやる」と言われまして。

約100万の案件を、30万でやってとのことでした。

そして、社長は70万の儲け、と。

 

またまたちなみに、その案件を断ったので慰謝料請求されました。

長くなるので詳細は省きます。

 

 

こんな制作会社ばかりではないですが、こういう話、周りでもよく聞きました。

今は働き方改革やらなんやらで、こんな会社はやっていけなくなり少なくなったと思いますが、小さい会社に入ろうとしている方、気をつけてくださいね。

 

 

 

 

 

【番外編】

ボーナスは、お金ではない!

 

これは、ブラックデザイン会社での同僚の話です。

 

私とは違うチームでしたが、歳が近く入社も一年違いで、深夜残業休日出勤を励ましあいながら一緒に乗り越えた仲間です。

このチームの上司も、社長に負けず劣らずな人でした。

 

 

「この案件が終わったら」

「あなたが一人でこれを作り切れたら」

「このコンペに勝てたら」

「そしたらボーナスをあげる」

 

そんな言葉を繰り返し、でもいざその時になると「これがこうだったから」とボーナスを出さない上司。イチャモンです...

 

 

でも「コンペに勝てたら」が達成された時。

明らかにミッションをクリアしているのに、ボーナスは支払われませんでした。

 

耐えかねた同僚が上司に理由を尋ねると

「ボーナスはお金だけだと思わない。

 お客様の『ありがとうの言葉』も、ボーナスだと思ってる」

 

 

 

絶句......

 

 

 

上司の言ってた「ボーナス」とは、金銭ではなかったようです。

 

彼は、私より早くに退職しました。

 

 

 

**********

 

 

 

今思い返すと

「学べよ!!!」

て感じなのですが。

 

その時は、洗脳状態だったので

「私が駄目なんだ」

「頑張って、何とか期待に応えたい。認めてもらいたい」

という気持ちでいっぱいだったんですよね。

 

もちろん「デザイナーになる為頑張るぜ!」という気持ちもあったのですが...

何なのでしょうね。あの心境は。

 

 

私も同僚も、とても素直で純粋で真面目だったなぁと思います。

(こういう人が、洗脳にかかりやすいみたいですね...)

 

ちなみに、最後の裏切りにより『素直に人を信じる心』が失われ、

まず人を疑う・発言の裏を読む・期待しない

という捻くれた私が出来上がりました。

 

世の中悪い人沢山いるので、用心深くなったのはいい事なのかな...

 

 

 

中小に就職しようとしている若い皆さん、本当に気をつけてくださいね。

そして「おかしくない?」と感じたら周りに相談し、

「やっぱおかしいよね!」と思ったらすぐに離れてください。

 

世の中こんなに沢山の会社があるのだから、初めて入社した会社が自分に合っている可能性の方が低いと思うのです。

 

自分を大切に、自分の為に働きましょう!

 

 

ボーナスというもの【思い出編①】

こんにちは!

アラサーデザイナー、とこです。

 

 

 

 

 

早いもので、もう12月ですね!

12月といえば冬のボーナスの時期...!らしいですね。

 

らしいというのは、私はこれまで非正規だったり社員といえどブラック会社だったりして、ボーナスというものに縁がなかったのです。

 

社会人になりたての頃は、ボーナスを貰う人達を見て

「ボーナス貰えるなんていいなぁ。羨ましい。

 でも、私は夢に向かって頑張ってるんだもん。お金のためじゃないもん。だからボーナスがなくても平気...!」

とか思ってました。

 

不毛ですね...

 

 

そんな私ですが、ボーナスにまつわる忘れられない思い出がいくつかあります。

 

 

 

 

 

【20歳頃】

ぬか喜び。

 

イラスト会社にいた頃の話です。

社員としての雇用でしたが、ボーナスは無い会社でした。

 

それでしばらく過ごしていたら、ある12月の給料日に社長から突然封筒を手渡され

「いつもありがとう!少ないけど、ボーナスだよ!」

と。

 

「ボーナス??ありがとうございます!!!」

とテンションMAX。大興奮。

一度もボーナスなんて貰ったことがなかったので、本当本当に嬉しかったです。

 

 

そして封筒を開けたら...

棒と茄子の絵が描かれた紙が入っていました。

 

 

 

サーっと血の気が引いて、頭が真っ白になりました。

 

「びっくりした??」と屈託無く笑う社長。

 

(あ、これは冗談で、笑わせようとしてるんだな...じゃあ笑わなきゃ...)

とうっすら理解出来たものの心が追いつかず、乾いた笑いで場を流したような記憶があります。

 

 

その日の帰り、電車の中で泣きました。

なんで社長がそんな事をしたか全く分からなくて、ただただ悲しかったです。

社長のテンションを見る限り、嫌がらせじゃなく、面白いと思ってやってる様子でしたが...

 

 

今の勤め先の社長に、笑い話としてこの出来事を話したら

「全然笑えないんだけど」

と真顔で返されました。

 

やっぱり酷い話だったんだなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

【20代半ば頃】

「あいつはがめつい」と噂を立てられた。

 

ブラックデザイン会社に勤めていた頃の話です。

この会社は「入社一年目はボーナス無し」という決まりがありました。

 

なのでそのつもりでいたのですが、私が入社してすぐにイラストの大規模案件が入り、一人でイラストを200枚ほど描いて、大きな売上を立てました。

 

それを喜んだ社長が

「一年目はボーナス無しの決まりだが、お前は驚異の売上を立てた!

 例外でボーナスを出そうと思う。いいよな?」

と、私に話し、先輩に確認を取りました。

倒れそうになりながらイラストを描き上げたので、頑張りが認められたと思いとても嬉しかったです。

 

親や彼氏に

「生まれて初めてボーナス貰える!貰ったらご飯ご馳走するね!」

とウキウキ報告しました。

(学んでないですね...)

 

 

 

後日、ボーナス支給日。

この会社は、給料・ボーナスの明細が手渡しでした。

 

「お疲れ様」と先輩に渡される封筒。

 

(次は私の番だ!)とワクワクしながら順番を待ち...

もう一人の先輩に、封筒が手渡され...

(次こそ!)と思い社長を見ると、その手に封筒はなく...

ボーナスの授与式は終了しました。

 

 

この時も、サーっと血の気が引く感覚でした。

(あれ?なんで?この前ボーナスくれるって言ったよね?)

(あ、他の人は一年目からボーナス貰ってないから、その人達の手前、別の場所で渡してくれるのかな...)

と思い直し、その日を待ちました。

 

でも、待っても待ってもその時が来ない。

1ヶ月ほどが経ちました。

 

彼氏や親に相談してみました。

 

「口約束で、契約書を交わしていないならしょうがない。

 どうしても諦められないなら、直接確認してみることだ」

と言われ、ちょうど社長と二人で飲む機会があったので、その帰り道に酔った勢いで聞いてみました。

めちゃめちゃ勇気が入りました...

 

 

私「あの、この間のボーナスの事なんですけど」

社長「うん?」

 

私「社長、私にもボーナスくれるって言ってましたよね」

社長「え...?(顔色が変わる)」

 

私「あの、会議の時に、先輩と一緒の時に...」

社長「あのな、うちは一年目はボーナスないんだよ。ずっと前から決まってる事なの」

 

私「いえ、私がイラストを沢山描いたからって社長が...」

社長「イラストは沢山描いたな、うん。だからボーナスが欲しいの?」

 

私「いえ、だから、ボーナス欲しいんじゃなくて、社長がくれるって言ってたので、でもいただいてないので確認をしたくて...」

社長「だから、一年目の社員にはボーナスやれないんだってば...」

 

 

という感じで堂々巡りでした。

「ボーナスを出す」と言ったことを忘れているようでした。

 

うーん、その発言があった時、社長は酔ってもいなかったんだけどな...

 

とにかく社長にはボーナスを支給するつもりは全くなく、

「入社一年目の社員に沢山働いたからボーナスをよこせと言われた」

と感じているようでした。

 

 

 

その日も、電車で泣きながら帰りました。

 

「お金が貰えなかった」という事より

初めてのボーナスを楽しみに頑張っていた気持ちを踏みにじられた辛さと、

親や彼氏に「ボーナスでご馳走する」と約束したのに果たせない申し訳なさと、

ものすごく理不尽なのに、証明も出来ないし、従うしかない立場が情けなくてめっちゃ泣きました。

 

イラスト会社時代の『棒と茄子』より辛かったです。

 

 

 

そのまた後日、別チームの先輩に

「聞いたよ。これだけイラスト描いたんだからボーナス支給してくれって社長に直談判したんだって?上司達があいつめっちゃがめついって話してたよ」

と言われました。

 

社長が上層部に愚痴ったみたいで、「入社一年目にボーナスを請求した女」という噂が広まっていました。(クソの極みですね)

 

その先輩に事の成り行きを説明しましたが、信じて貰えてたのかなぁ...

その日も泣いて帰りました。

 

 

**********

 

 

どちらもむなくそわるい話ですね...

 

こういう思い出って、忘れた方がいいのかなぁ。

なるべく忘れるよう気をつけてはいるのですが、当時の衝撃が強すぎて中々忘れられないんですよね...

 

あと2つ思い出があるので、せっかくなので続けます。

料金交渉は気が重い

こんにちは!

アラサーデザイナー、とこです。

 

 

 

 

 

今日、個人事業分の請求書を発行しました。

 

1社は請求書を送らずとも入金されるので(これはこれでどうかと思うけど)、

レギュラーのイラスト料金...1社

デザイン改版データ制作料金...1社

今月は、計2社に請求書を送ります。

 

請求書を作る作業も好きではないのですが(freeeに入力するだけなのだけど)

料金交渉が一番好きではないです。

とっても気が重いです。

 

 

 

イラスト・デザインともに、大体の相場があるのですが、それで計れない時もあって。

そういう時、何故だかつい少な目の料金を提示してしまうんですよね...

 

特に、「今回予算が厳しくて...」という場合だと、

「じゃあ、こことここをフォーマットにして、表紙は1案で、そしたらこの料金で出来ます!」という提案をしたり、

↑これは間違った値下げではないですね。理由があるので。

 

それで、そうやって提案した場合でも、なんやかんやで

「やっぱりここはこうして...」

「先方がもう1案見たいと言っていて...」

という感じで、値下げ部分の工数がかかっちゃったりする事があります。

 

その時に、

「では料金が上がりますね!」

と言えないのです。

 

こんなにハッキリでなくとも、色々言い方はあると思うのですが

「料金が上がる」というのがとても強いワードに思えて、悪い事をしている気分になって、口にするのをためらってしまうのです。

 

 

 

先日、そんなモヤモヤを会社でポロっと口にしたら

「何で言いづらいか分からん。自然な事なのに」

と営業さんに言われました。

 

自然なこと...

『見積もりになかった作業が発生する』→『料金が上がる』

それは自然なこと...!確かに...!!

 

それを聞いてから、先方に料金の相談もしやすくなりました。

なのですが、やっぱり気は重い...

それは何故なのか考えてみました。

 

 

 

 

社畜時代の洗脳の名残

ブラック会社に勤めていた頃、給料激安でした。

確か、額面で180万円で、交通費に年40万円くらいかかっていたので、手取りにすると...

恐ろしいですね。

 

その時よく言われていたのが

「好きな事をしているんだから、お金が欲しいなんて思わないはず」

「交通費が欲しいとか、普通のOLみたいなつまらないこと言わないで」

「そんな事考えてるうちは本当のクリエーターじゃない」

という台詞。

思い出して心が重くなってきた...

 

今なら

「やり甲斐の搾取だ!!!」

て言えるんですけど、その時は

「そうなんだ、お金が欲しいって思っちゃいけないんだ...!」

て本気で思ってました。

洗脳こわい...

 

当時の私には物凄く強い刷り込みだったので、もしかしてそれが今も残ってる可能性があるかなぁと...

 

 

 

 

 

②相手を困らせたくない

勝手に「料金が安い方がいいと思っているんだろうな」という意識があります。

特に「予算がない」と言われると、私には全く関係ない事なのに、「じゃあなるべく安くやらなきゃ!」という気持ちになってしまいます。

 

だからといってイラストやデザインを安売りしているつもりはなく、相場を下回らないよう気をつけているのですが、ちょっと少なめに見積もってしまうのです。

 

これは、先方の営業さんにも「少なく見積もってくれてます?」とか、

デザイナー仲間に「そんな安くやるの??これ位いけそうだから乗せとくわ!」と言われた事が何回かあります。

 

これは『料金が上がる』→『相手が困る』→『困らせたくないので少なめ(今のまま)にしよう』という意識が働いているのだと思います...

なんとも滑稽ですね...

 

 

この「相手を困らせたくない」という意識は、幼少期の家庭環境からきている気がします。

私はある意味でとても厳しい家庭に育っていて、常に母親を怒らせるまいと注意していました。

 

気に障らないように、余計な事をしないように。

こうしたら喜ぶかな、こうしたら褒められるかな...

と神経を遣う毎日でした。

 

思い返せば、その頃の癖がずっと抜けていないのかもしれません...

というか、私の性分になってしまっているのかも。

 

子育ても洗脳ですよね。

こわい......

 

 

 

**********

 

 

 

「なぜ料金交渉が気が重いのか?」について改めて考えてみて、自分の中に発見があった事に驚いています。

 

①はブラック会社での、②は幼少期のトラウマですよね。

 

未だトラウマを抱えて、それが今現在に重圧を与え過ごし辛くしているなんて。

自分で自分を不自由にしているんですね。

めちゃめちゃアホですね。

 

 

 

なんだか、ちょっとスッキリしました。

 

特に幼少期のトラウマは人格形成に影響しているので100%改善することは出来ないと思いますが、仕事の料金交渉には一切関係ない感情だと理解出来たので、積極的にとっぱらっていきます!

 

そんな事で無意味な値下げしたら、自分が無意味に損だし、他のデザイナーさんも迷惑ですね。

 

 

しっかりお仕事して、しっかり稼ぐぞーーー!!

 

兼業デザイナーの12ヶ月平均収入

こんにちは!

アラサーデザイナー、とこです。

 

 

 

 

 

早いもので、11月は今日で終了。明日から12月ですね。

月末恒例のざっくり家計簿をつけました。

 

私はとてもつもないものぐさなので、本当にざっくりです。

ノートに書いて見たり、エクセルに入力してみたり、アプリにしてみたり...

 

結果、落ち着いたのがこのアプリです。

入力しやすいし、振り返りの画面も見やすい。

moneyforward.com

 

 

 

今月で、このアプリを使い始めて12ヶ月が経ちました。

 

このアプリ、各項目の「12ヶ月平均額」を出してくれるのです。

収入の「会社員給料」と「個人事業収入」を分けて入力しており、各12ヶ月の平均額が出ました。

 

個人事業収入の12ヶ月平均額は...

 

 

 

 

1ヶ月¥186,695

(手取り収入)

でした。

20万届かず...!!

 

 

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内訳は、デザイン・イラスト半々くらい。

受注先は、企業・個人(フリーランスなどの個人事業主)が半々くらいです。

 

 

 

平均だとこの金額ですが、12月の中でだいぶムラがあって、夏場は暇なので収入も少ないですね。

5万円に届かない月もあります。

 

秋口から忙しくなり、冬場懸命に働き、春にドーン!と入金があります。

一番多い月で、60万円弱。

この時はテンション上がります!

 

 

会社で貰っているお給料は、暇でも忙しくても毎月同額なので(ボーナスで還元されることもあるけど)、頑張った分だけ入金に反映される個人事業は、なんというかハリが出ますね。

 

「キツイよぉ...しんどいよぉ...(ぐったり)」

という状態の時も、入金通知が届くと

「やったー!嬉しい頑張る!!(シャキーン!)」

みたいな。

 

現金な人間ですね。

 

 

 

 

個人事業だと、ある意味仕事が選べるし(無茶な仕事はお断りする・ギャラが少なくても楽しそうな仕事はする、など)、ギャラや納期交渉も自分で出来るし、全て自分で決められるので、会社員だけ時代に感じてた

「こんなに頑張ったのに!なんで!」

という事がないので、気持ちがとっても楽です。

 

 

ちなみに会社員お給料は、個人事業収入の1.5〜2倍くらいです。

お給料の方が多いので、2019年は5:5くらいになるようにしていきたい!

 

 

 

**********

 

 

 

今日の、NHK放送『人生レシピ』のテーマは人生100年時代の生き方とは?」でした。

 

人生100年だと、まだ折り返しも届いてないな...

でも、元気よく身体を動かせる期間でいくと、ちょうど折り返し位なのかも。

 

 

 

個人事業でも会社員でも、デザイン・イラスト制作を仕事としていて

「やったらやっただけ」というか

「やっただけ(やらなければ無し)」の収入で、日雇い感あるなぁと思っています。

 

なので、今後妊娠・出産する場合、収入減は確実...

 

今の収入プラス、資産運用でもコツコツ増やしていかねば。

今のうちに種金を作って運用!

 

 

 

人生100年豊かに生きるため、張り切るぞー!

 

 

久しぶりの代理店さんと大企業さま

こんにちは!

アラサーデザイナー、とこです。

 

 

 

 

 

今日は、久しぶりに仕事で終電を逃しました。

というか、社長が「送っていくよ」と言ってくれたので、「じゃあいいか」と諦めてしまったのですが。

 

ここ2〜3年は自宅作業だったので、深夜作業をしても電車を逃すこともなく。(深夜作業自体も減ったのですが)

「もうすぐ終電...!」と時間を気にするのは、とても久しぶりの事でした。

 

 

 

今日深夜作業になったのは、久しぶりに『代理店さんと大企業さま』に捕まったからです。

 

制作会社あるあるだと思うのですが、

大企業さま「これ直しといてー。明日の朝に確認するからよろしく」

代理店さん「(まじか...)承知しました!」

という流れのやつです。

 

夕方くらいの時間帯に貰えればまだいいのですが、夜に連絡が来てしまうと、どうしようもないですね。

 

「無理です出来ません」と断ってもよかったのですが、

お世話になっている代理店さんだったので、引き受けました。

 

 

 

 

ブラックデザイン会社に勤めていたときは、こういうことが本当に多々あって、

そして何故か言われるがまま従っていました。

 

小さな制作会社の立場は弱い。

太いお客さま(代理店さん)には逆らえないのです。

 

 

夕方、代理店さんがアポ無しでやってきて

「これ、明日の朝までにあと3案作って。

 無理?そうじゃなくて、これを明日の朝までにやって欲しいの。

 どうしてもなの。俺も付き合うからさ。よろしくね」

 

 

度々電話がかかってきて、

23時...「どう?どれくらい出来た?」

26時...「大丈夫?寝てないよね?」

28時...「一回送ってみて」

 

送る。しばらく返事がない。(きっと寝てる)

 

32時...「オッケーありがとーこれで行って来るわー!」

 

みたいな。

 

 

 

 

そして、疲れ果てたデザイナーは椅子を繋げ横たわり、

しばしの仮眠を取った後起き上がり、通常業務に戻る...

みたいな。

 

 

 

これを洗脳にかかった社畜といいますね。

うーん、懐かしい。

 

 

 

 

今日、代理店さんに修正を送った後、電話がかかってきました。

「ありがとうございます、いい感じです!

 それで明日なんですが、午前中に入稿データ欲しくて、でも修正入るかもしれないんで9時にデスク前待機しといてください!」

 

 

うーん、懐かしい。

たまにのことだから、今回はやっちゃうぞー!

 

 

 

 

でも次回は絶対やらない。